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2017/06/24

エリア51/area51 感想~お前のOKは、映画的なOK~【映画レビュー】



◆エリア51 感想◆


評価/オススメ:★★★★☆
(破綻具合を評価しています)

◆synopsis◆


宇宙人と遭遇した者たちを収容していたと噂される米政府極秘地区“エリア51”
その謎を陰謀論を唱える若者3人が暴こうとする。
そして、この隠された施設で彼らが見つけたものにより、恐ろしい、想像を絶する秘密が明らかになっていく。

※paramount_international youtube予告編より
※ネタバレ防止に付き、一部文月加筆訂正

◆comment◆


やっちまったなぁーーー!!!
やっちまったよ!!
ヒャッハーって感じだよ!!
笑撃の探検隊だよ!!!

ご機嫌いかがですか?またまたデスキャンサー文月です。


いい意味で良かったDEATH。

個人的には好きだったんですよ『パラノーマル・アクティビティ』
断然1作目です。
だって素直に恐怖を引き立てる演出ができていた手作り感満載の映画でしたよ。
当たったからといって続編を作る・・・続編はバジェットも大きくなり、
比例して演出過剰になり、「ホラー映画」になってしまう。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」然り、「REC」然り。
1作目監督を努めたオーレン氏が製作ではなく、再び監督を務めたのが本作。
工夫次第でモキュメンタリーってものすごく楽しくなる手法なんだけど、
オーレン監督、少しおイタが過ぎましたな(笑)
川口浩探検隊になってるやんけ!!!

だけど何でこれ劇場公開とDVDでレンタルしてないんだろう・・・
めちゃくちゃ個人的にはツボでした。
本作、実は日本ではネット配信(TUTAYAディスカスやAmazonビデオ、iTunes)でしか観られないんですよね。
(17.6.23現在)
7月の劇場公開を前に一休みということで、たまたまyoutubeで予告編を観て即ポチリしてしまいました。
(6/24劇場公開の『ハクソー・リッジ 』は題材が題材ということもあり、コメントは控えます。文月は本作を幸運にも試写会で観ました)

幽霊モノで味をしめてしまったオーレン監督が完全にネタで創った(もちろん商業的な意味で)映画です。
超B級ホラー。お休み前か、お休みか、どちらにしてもゆる~い気持ちで楽しめる、
完全にネタだと解った上で鑑賞するべき1本。
愛と青春の探検物語です!!!!

題材が「エリア51」ですからね。
予告編をご覧になれば、どう考えたって『あとは察せよ』的な
トンデモ展開が予想できますよね。

予想通り破綻してますよ!!!
例えるならおもしろ動画とかでありそうな、空中分解していって、最後はバラバラになる飛行機ですな。
えぇ、だってこれはきっとネタですからね。
その破綻していく様を楽しむ映画です。
※レビューが割れているのは十分承知してます。ネタだと解りきって見ればトンデモ展開を楽しめます。
ただし、酷評した「ラスト/ナイト」よりも全然おもしろいです。


ストーリーとしては・・・

①主要人物はこの3名の勇者達。
『大丈夫、大丈夫ってお前はドラ○もんか?』リード君
『良識派だけど結構アグレッシブ』ダリン君
『実はビビリ』ベン君
リード君が仲間内のパーティ中に突然行方不明に→帰り道の道路に仁王立ち
これが全ての始まりでした・・・・
※ちょっとドキッとしたんだけど、怖くなんかなかったんだからね!!

②この行方不明事件を境に人格が変わってしまったリード君
とある目的のために私財も仕事も全部投げ打ってしまいます。
オープニングのパーティピーポーからの変わりように笑えます。
※不安定だからといってオーガスタ研の強化人間ではありません。
ガジェット披露の場面があるのですが、胸熱です。
いったい幾らかかったんだよ・・・・・
妻帯者なら奥さんに確実に半殺しにされるほどの量のアイテムを買い込んでいます。
リード君は独身なので難を逃れたようですよΣ(´∀`;)

ただ「ブレア・ウィッチ」と違うのは、ガジェットがきちんと活躍するんです。
そこは観ていて謎の満足感。


③ダリン君、ベン君はそんなリード君の計画に付き合うことに。
目的地はもちろん「エリア51」への潜入。
だけど、行方不明事件がきっかけとはいえ、どうしてエリア51に行くのかはボヤッとしていて。
行くしかないから、行く。
山があるから登る的な展開ですが、いいのです。
これでいいのです。

④どうあってもエリア51に惹かれているリード君。
現地に協力者を何人も得ていて、かなり頼もしい感じ。
このあたりから、「ずっとリード君のターン!!!」

ここで、パーティに4人目の人物が加わります。
ヒロインのイェレナです。結構、素敵。
そしてリード君に似ている。。。
空が、、、落ちる。

⑤さぁ、突撃だ!!!!という訳にはいかないようでΣ(´∀`;)
どうやらあるアイテムが必要。
という訳で「ドントブリーズ」的なドキドキ潜入大作戦決行。
お前ら絶対バレたよね!!!!
なんで捕まらないの!!!!
※このあたりはインターミッション的なシーンが続きます。エリア51関連の小ネタ(職員専用のジェット機やUFO目的の方向けモーテル、侵入者の監視方法やその対策など「いかにも」なものが結構時間を割かれて登場)が満載です。
ちょっと内輪で揉めるけど、これもお約束への布石です。
「大丈夫だ、問題ない」
こんなリード君の強引さをたっぷりと堪能してください。
だって、ずっとリード君のターンなのだもの。


もう上映時間4分の1ぐらいしかないんだけど・・・・と、
観ている側の不安が絶頂に達した時に『リード君探検隊出発!!』
おい、エンディングまで間に合うんだろうな・・・・
※このくだりからエリア51にたどり着くまでが一番熱いです。
この間『が』この映画の本編です。文月不覚にドキワク!!

え?なんで潜入する過程が本編なのかって?
だって、エリア51に到着した途端に破綻するからさ。

お前らやかましすぎて絶対に潜入バレてるんだから、早く帰れ!!!!
という、お待ちかね、ツッコミ満載の『破綻』の開始です。
あぁ、製作陣疲れちゃったのかな。
だけど予告編でチラ見したあのシーンとか、このシーンはここからですよ!!
え、もう上映時間ないんだけど・・・・・

彼らはここからエリア51の本当の恐ろしさを体験するのですが・・・・

リード君!ここからの悲劇のほぼ9割は『お前のOK』のせいだからな!!!!
このあたり『メイのバカ!!もう知らない!!!』に匹敵です。。。。
トトロです。ネコバスで逃げてくれ・・・・頼むから。

いやぁ、結構真に迫って逃げているんだけど・・・・
なんでこんなに堅牢な施設なのに『奴ら』を制御できてないの・・・米軍さん。
というかリード君が踏んだフラグって、ここを崩壊させるほどのものだったの??
とてもそうは見えないんだけど・・・・
逆に、そんなに脆い基地だったとしたら、よく何十年も事実を秘匿できたね!!!
というか、トンデモテクノロジーを持っている奴らがなんで化け物なの?
知性とか無いの???あ、あったんだ!!!
っていうか、リード君達はマトリックスの武器庫にでも行っちゃったの?

・・・・と、この破綻具合といったら息もできないくらいのラッシュ、ラッシュ!
謎と疑問だらけなんだけど、笑撃的であることには変わりない。
あれこれ考えちゃいけないんだ、・・・
だってお前らリード君無視して早く逃げて!!!頼むから!!!
あぁ、B級だなぁ。コレコレ!この感じ!と逆に興奮。

OK、OK、ノー・プロブレム。
リード君の根拠のない肯定が招いた悲劇の先に見える教訓。
「よく解らないものには近寄らないほうが身のためだ」
という、至極散文的なものでした。

観る側を襲うトドメの一撃はまさにDyson。
吸引力が衰えないただひとつの掃除機です。

あ、無かったことにするってことだったりして(笑)
こういうテイストの映画、またお待ちしてます。

2017年映画鑑賞 102本目

◆overview◆


・原題:Area 51
・2013年制作 2015年公開(日本劇場未公開)
・上映時間:95分
・監督:オーレン・ペリ   
代表作:『パラノーマル・アクティビティ』
・脚本:オーレン・ペリ

<メイン・キャスト>
リード・ワーナー
ダリン・ブラッグ
ベン・ロヴナー
イェレナ・ニク
フランク・ノヴァク

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