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2018/07/08

映画_ゆれる人魚(評価/★:3.4)ネタバレあり感想~ホラーではなく、ラブ・ストーリーです~【映画レビュー】

ゆれる人魚 予告編 R
映画 ゆれる人魚 感想 評価 ネタバレ


◆ ゆれる人魚 鑑賞◆


評価/オススメ:★★★☆

文月的採点(34/50点) 

この作品ジャンルは?:ホラー・ファンタジー

オススメしたい人は?:悲恋好きな人

印象を一言で?:シェイプ・オブ・ウォーターよりは解りやすいです。

グロテスクですか?:恍惚とは時にグロテスクなもの

◆synopsis◆


1980年代のポーランド・ワルシャワ。

人間たちを捕食して生きる美しい人魚姉妹は海からあがりナイトクラブにたどりつく。

ストリップやライヴ演奏を披露する大人の社交場で、ふたりは得意のダンスと歌を披露し、すぐにスターになる。

そんななか、姉シルバーはベーシストの青年ミーテクと恋に落ちる。

初めての恋に浮かれるシルバーだが、妹ゴールデンは、そんな姉を複雑な眼差しで見つめていた。

人魚にとって、人間の男は“餌”でしかないからだ。

やがてふたりの間に生じた緊張感は限界に達し、残虐で血なまぐさい行為へと彼女たちを駆り立てる……。

※公式HPより

※一部文月加筆訂正

◆comment◆


2018/02/10 日本劇場公開
2018/07/03 レンタル開始です。

珍しく邦題が秀逸だと感じた作品。

また、原題「The Lure」も言い得て妙なタイトル。

これは劇場鑑賞することができずにいて、レンタル開始をウズウズしながら待ってました。

これ、ホラー映画通信さんなどで紹介されていたから、ホラー映画だとばかり思いっていましたが、

めちゃくちゃ恋愛映画でした。
それも「叶わぬ恋」

公開とほぼ同時期にデル・トロ監督作品であり、アカデミー賞も受賞した
シェイプ・オブ・ウォーターよりももっと直接的で、シンプルで、官能的な作品に仕上がっています。

※文月のシェイプ・オブ・ウォーターの紹介記事はこちら↓↓
映画_シェイプ・オブ・ウォーター(評価/★:4)ネタバレあり感想~形(シェイプ)などない、必要ない、と言える作家の勇気~【映画レビュー】
そして、物語のテイストとしては、2月に公開された「RAW〜少女のめざめ〜」に似た印象を受けました。(方面も同じですが、RAWの方が怖い)

※文月のRAW〜少女のめざめ〜の紹介記事はこちら↓↓
映画_RAW 少女のめざめ(評価/★:4)ネタバレあり 感想~肉好きってレベルじゃねーぞ!~【映画レビュー】
人魚、というと、ディズニー映画の「リトル・マーメイド」のイメージが先行して美しく元気な人魚姫や楽しいキャラクターらが巻き起こす冒険の物語を思い浮かべる方も多いでしょう。

だけど、それはあくまでもディズニーマジックであって、人魚というのは本来本作の様な話なのです。
人魚 - Wikipedia
美しい容姿で、持ち前の美声を用いて、時には人間を誘惑する。

世界各地で伝説になっている人魚とは実はあまり良いイメージではありません。

そして人間と恋に落ちる伝承はそのことごとくが「叶わない」ものであり、本作もそれに準じています。

「ホラー」とされる所以は、ポーランドのワルシャワで偶然ナイトクラブでバンドをやっている男女グループと出会う世にも妖しき人魚の姉妹が、人間を捕食しているからです。

人魚の姉シルバー(右)・妹ゴールデン(左)


ただし、そういうシーンももちろんありますが最小限であって「彼女たちは人間ではない」ことの象徴として用いられているだけで、そこらじゅうで人を喰べ漁っている訳でもないのです。

むしろ「美声」を活かしたミュージカル調の構成と、

「捕食対象である人間と恋をした姉のシルバー」
(いわゆるスタンダードな人魚姫として描かれる)



「人間を餌としか見ておらず人魚らしい妹のゴールデン」
(老若男女問わず、美貌と魔力で誘惑し、捕食していく様は「セイレーン」とでも言って良い)

がラストに向かって、互いにぶつかりながらも生き方を選択していくドラマに重きが置かれています。

愛に「ゆれて」、種族としての生き方に「ゆれる」

ふたりの人魚の心は揺れ動くのです。

※人魚の名が「シルバー」「ゴールデン」となっているのは「イソップ童話」の金の斧銀の斧を連想させますが、本作のモチーフになっていることはラストまで見通すとよく解ります。

人間に心を奪われた人魚にはある呪いがかけられるのです。

それは
「恋に落ちた相手が別の人間と結ばれると、その翌日の夜明けとともに泡になる」
というもの。

伝承にあるようにそれを解くには「ある事」をすれば良いのですが、用いるものはナイフではありません。

うむ。

・・・・とここまで書いておいてなんですが、
フルヌードとか刺激強すぎ!

目のやり場に困る。。。

めちゃくちゃ情熱的に”わっしょい”してるところが、若さと情熱を象徴させているのですな。

見どころは、登場人物それぞれの”わっしょい”でもあります。

情熱なのか、欲を満たすためなのか、愛ゆえなのか…

いろいろな形があるものです。

カップルや夫婦で鑑賞する方は厳重注意!

美しく瑞々しい肢体に鼻を伸ばしていると、隣でこわーい人魚が覚醒するかも。。。

ラストシーンで、哀しみを抱きながら水に還っていくあの子の姿は目に焼き付きます。

種族を超えて本当に愛してしまった相手に、彼女がどんな選択をしたのか。

その結果どうなるのか。

ぜひその心情が理解できるのかを女子に聞いてみたい。

でも、わたし「ゴールデン」ちゃんに誘惑されたら瞬殺間違い無し。

歌声で惑わされなくとも、飛び込む。

”わっしょーーーい”

2018年映画鑑賞 208本目

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◆overview◆


・原題:The Lure 2015年公開(日本公開2018年)
・上映時間:92分

・監督:アグニェシュカ・スモチンスカ
・脚本:ロベルト・ボレスト   
  
・メイン・キャスト
キンガ・プレイス
マルタ・マズレク
ミハリナ・オルシャンスカ
ヤーコブ・ジェルシャル
ジグムント・マラノウッツ
カタジーナ・ヘルマン

2018/07/01

映画_ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(評価/★:3.6)ネタバレあり感想~遥か昔、銀河一の色男がまだピュアだった頃…~【映画レビュー】

「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」日本版予告
ハン・ソロ スターウォーズ 映画 感想 評価 オススメ

◆ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 鑑賞◆


評価/オススメ:★★★☆

文月的採点(36/50点) 
ハン・ソロ 映画 評価 感想 オススメ

この作品ジャンルは?:スペースオペラ

オススメしたい人は?:スターウォーズファン

印象を一言で?:あのニヒルな男の片鱗を垣間見よ!

グロテスクですか?:いいえ。

◆synopsis◆


「スター・ウォーズ」最新作!
シリーズ屈指の人気を誇るハン・ソロは、いかにして愛すべき悪党<ハン・ソロ>となったのか!?
スター・ウォーズのヒーロー伝説のはじまりを描く、ノンストップ・アクション大作。銀河一のパイロットを目指すハン・ソロと、生涯の相棒チューバッカ、そしてミレニアム・ファルコン号との運命の出会いとは?
やがて彼は、謎の美女キーラらと共にカリスマ性を持つベケットのチームに加わり、 “自由”を手に入れるために莫大な金を生む“危険な仕事”に挑む!

※公式サイトより

◆comment◆


2018.06.29 より公開です。
わたし昨日劇場で鑑賞して、今回はゆっくり投稿です。

というのも、
「なんでこんなにネットで叩かれているのかぁ」
と、思い返す時間が必要だったからです。

ご存じの方も多いと思いますが特にアメリカでは興行収入にも如実に現れていますしね。
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が5000万ドルの大赤字か
かく言うわたしも、劇場で涙を垂れ流して鑑賞した
「ローグワン/スター・ウォーズストーリー」や「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」
と比べると、そこまでエモーショナルにのめり込まなかったのです。

公平を期すために同じ外伝であるローグワンとの比較で本作をみてみると、
この感情の動きの差は「本編への繋がり」度合いに起因しているんでしょう。

ローグワンは、時系列的にも構成も内容もスター・ウォーズファンなら誰もが知っている「新たなる希望」へ直接繋がる物語であったがゆえに、ジェダイでもない無名の主人公たちと一緒に立ち上がることができ、ともに戦い、そして結末に胸を締めつけられたのだと言えます。

ローグワンを鑑賞後にレンタル屋に駆け込んで新たなる希望を手にしたくなるくらい、本編への密着度が高いものでした。

※わたしのローグワンと最後のジェダイの紹介記事はこちら↓↓
【映画 感想】ローグ・ワン/スター・ウォーズストーリー  ―それでも、自分だってできることはある― 映画_スターウォーズ 最後のジェダイ (評価★:5!!!!!!)ネタバレあり 感想~老兵は死なず、消え去るのみ~【映画レビュー】
翻って本作「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」ですが、
当たり前な話になることは承知でタイトル
ずばり「ソロ」への焦点が強すぎるがゆえに、
この物語だけで、本編を想起することはなかなか難しい。

もちろん、これまで様々創作されていた「ハン・ソロ」の過去が本作で公式に映像化された点を始めとして、

「ソロ」という名前の由来

相棒チューバッカとの出会い

愛用のブラスターとの出会い

悪友のランドとの邂逅

そして何よりも愛機であるミレニアムファルコン号との出会い

というファンが期待するポイントは抑えているんです。

だけど!チューイとランドとの出会いはいいとして、ブラスターやミレニアムファルコン号との出会いはもっと、劇的なカット割りしてほしかった!!!

これだけ作り込んでいたのに、アレはあっさりしすぎだぞ!

何よりも、主演のオールデン・エアエンライクが「ニヒルなナイスミドル」になる前の

「自信だけに満ち溢れたやんちゃ坊主な若きハン・ソロ」



を見事に演じきっていて、わたしとしては時間経過とともに、彼の立ち振舞いにハリソン・フォードのそれがチラつきました。

あぁ、あの挑戦的な眼、俺様感はいかにも「ハン・ソロ」らしい。

素直にそう思いました。

●物語の主要人物はこちら!クリックで拡大されます。
スマホの方は横に画面を傾けてください。

※一応、この登場人物ポスターがカード」みたいにデザインされているのは実は
「大きなフラグ」ですよ♪

ストーリーとしては潔いまでに単純明快。

惑星コレリアで裏稼業をしながら、幼馴染のキーラと貧しく暮らしながらも、いつかここを抜け出してパイロットになることを夢見ていたソロが、ある出来事からその機会を得るところから始まります。

しかし予期せぬアクシデントでキーラと離れ離れになってしまうのです。

ただ、この描き方をしたが故に問答無用でキーラとソロ(正確に言うと彼は「ハン」なのですが)の恋愛要素は確定
数年後に再会パターンです。

そこから先程書いた「ハン」が「ハン・ソロ」になり、さんざん泥臭い目に遭いながら成長していく過程が描かれていきます。

※しかし、「ソロ」の由来が帝国軍の入隊受付の時に「ある意味適当に」つけられた名だったとは。それはいいのですが、独りだから「ソロ」だったとか、英語はその時代ないでしょうに、という激しいツッコミが入りますな…

また、主要登場人物それぞれキャラが非常に立っていて、それも魅力なのです。

特にわたしが惚れたのはふたり!

まずはソロに「銀河で生きる流儀」を教えソロのトレードマークである「ブラスター」を与えた
バイアス・ベケット
ラストまで見通すと解りますが、
「ハン・ソロ」を作ったのはある意味ベケットです。
超絶ガンアクションはいちいちカッコイイ(西部劇ですな)
若きソロのメンター。
ルークにオビ=ワン・ケノービがいたように、ソロにはベケットがいたんです。

そしてミレニアムファルコン号の元の持ち主であるランドの相棒
L34−37
スターウォーズ初の「人権派(正確にはドロイド権派)」ドロイドであり、
超一級の「ナビゲーションシステム」を搭載しているのです。
さらに「彼女」「愛」を理解していて
目下1番の悩みは
「ランドがわたしに惚れている」
こと(爆笑)

劇中中盤で観られる
キーラとの「女同士の秘密の会話」は大注目!

「でも…できるの?」
できるわ(意味深)」

ホントに頭が切れて、情熱的で純真乙女な子。
初登場から、彼女の言動に目が離せません。


最後まで通して鑑賞すると、結局のところ本作は
「自由に生きるとは?」
ということが主眼に置かれていて

そのための障害とは、それぞれ様々な形の鎖となって人を縛り付けているということを描いています。

人は誰しも自由に生きたいと望むものです。今もね。

しかし、自由に生きている様に見えるわたしたちも、生きるためには
「人と関わらないといけない」
「何かしらの生活の糧を得なければいけない」
「生きるためにどうしようもなくて自分の大切なものを犠牲にしなくてはいけない」
(なにも犠牲にしていない人なんていませんな。サラリーマンは会社に縛られ、仕事に縛られ、顧客に縛られ、日々の時間を奪われ、庶民はやっとこさ生きてますもんね。いい車もいい家も仮に持っていてもきちんと対価は支払っているでしょ?)

そこに銀河を生き抜くためには
「誰も信じるな」
と教わるソロ。

それでも、それでも、
本作のソロは「人を信じる」んです。

信じたいと願っているんですけどね。

その青臭いところって、ホントいいなぁ。

彼を青臭いと感じてしまう今の自分が「大人の原理」に組み込まれていることが悲しくなります。

そうです。

なので、ハマった方にとっては、

評価(確率)なんて関係ないさ!

な、一本。

うーん、これは続編作らないと、意味深なクライマックスを観たわたしたちもヤキモキしたままになってしまう。

キーラとソロの悲恋フラグが立ちまくり。

そして、まさかの「ダース・モール」出現!(ちょいだけど)



うむ、この続編ありきの展開を「あざとさ」と捉えると、1本に納めきったローグワンの潔さと比較して評価がグンと下がってしまうんだろうな。

わたしの心はきっとそれを感じ取ったんだと思う。

ただあのやんちゃ坊主が、後にルークと出会ったときのニヒルなナイスミドルにどう変貌していくのかを追いたい!!!

2018年映画鑑賞 206本目

post from #pixelbook

◆overview◆


・原題:Solo: A Star Wars Story 2018年公開
・上映時間:135分

・監督:ロン・ハワード
代表作「ダークタワー」「白鯨との闘い」
・脚本:
ジョナサン・カスダン
ローレンス・カスダン
    
・メイン・キャスト
オールデン・エアエンライク
ウッディ・ハレルソン
エミリア・クラーク
ドナルド・グローバー
タンディ・ニュートン
フィービー・ウォーラー=ブリッジ
ヨーナス・スオタモ
ポール・ベタニー


2018/06/17

映画_ニンジャバットマン BATMAN NINJA(評価/★:2.3)ネタバレあり感想~お待ち申し上げておりました。ブルース様~【映画レビュー】

映画『ニンジャバットマン』 日本用トレーラー【2018年6月15日劇場公開】


◆ ニンジャバットマン 鑑賞◆


評価/オススメ:★★☆

文月的採点(23/50点) 

この作品ジャンルは?:エンタテインメント

オススメしたい人は?:DCコミックヒーローファン

印象を一言で?:アルフレッドの適応力!!!!

グロテスクですか?:あのシーンは漫☆画太郎さんじゃありません。

◆synopsis◆


現代の犯罪都市ゴッサムシティの悪党たちがタイムスリップし、群雄割拠する戦国時代の日本。

戦国大名となった悪党たちがこのまま自由に暴れ続ければ、日本だけでなく、世界の歴史すらも変わってしまう!

絶望的な乱世で、現代テクノロジーからも切り離されてしまったヒーローは世界の歴史改変を阻止することができるのか?

日本と世界の歴史を賭けて、時空を超えた壮大な戦が幕を開ける!

※公式サイトより

◆comment◆


2018.06.15 より公開です。

DCコミックヒーローが、日本の戦国時代にやってきた!!

アニメ制作はわたしも腹筋崩壊させられた「ポプテピピック」にも参加の神風動画!

ポプテピピック」×『ニンジャバットマン』コラボ15秒CM
しっかり、コラボCMとか作ってて笑えます。

本作は日本よりも海外ウケのほうがよろしいかと。

「ジャスティス・リーグ」(2017)でも特殊能力は 
金持ち 
と言い切ったバットマン。

卓越した頭脳と肉体・財力をベースに開発したガジェットを駆使して戦う生身の人間なんですな。

MARVEL側で対比されるとすればご存知・アイアンマン。

本作ではそんな彼がとある事件に巻き込まれていきなりタイムスリップをしてしまうところから始まります。



初期はともかく近年のバットマンの洗練された出で立ちは確かに「ニンジャ」

クリエイターの食指が動かないわけありません。

作画の圧倒的な「海外ウケするアメコミっぽいかくあれかし日本」クオリティが無ければ批判されていたでしょう。(その方針は方針で批判されそうだけど)

※というものの、私個人としては良くできたゲームのムービーに様にも受け取れる場面が多々ありました。

この物語はおそらくそのアメコミと日本のアニメクオリティの融合にのみ日本人は目を引きますが、ストーリー自体に何か真新しい発見だとか感動だとかを得る要素はあまりないかと。

繰り返しますが海外での評価は間違いなく高い。

絵もモチーフも展開もヒーローとヴィランが最終的に
「関ヶ原」
(劇中は似た言葉で置き換えられていますが)
しちゃうところなんかも海外のアニメファンはたまらないでしょう。

21世紀のジャパニメーションが海外にグイグイ食い込んでいくであろう可能性を楽しむ作品です。(それを迎合と呼ばないでほしいけど)

公式サイトでもあらすじで書かれているように、バットマンに登場する有名ヴィランたちはほぼ全員集合ですし、なんせ戦国大名になりすましなんですもんな。



誰がどの武将を兼ねているのかを答え合わせしていく楽しみはあります。

ま、彼らの容姿からピンとくる方も多いでしょう。

結局のところ、
ジョーカーに始まり、ジョーカーに終わり
ますがね。


※本作のハーレクインキャットウーマンかなり可愛いです。
わたしの中でのキャットウーマンはもちろん「アン・ハサウェイ」ですが、クラっときてしまう。
彼女たちのフィギュアが発売されるとか、はじめから狙っていたとしか思えませんが。。。




そうなのです。

この全員集合感。

わたしが諸手を挙げて★をたくさんつけなかったのは、単純明快なストーリーの飾り付けにキャラクターを使ってしまったところです。

ちょっとがっかりしてしまったのは、キャラクターが魅力的で豪華すぎたがゆえに、ひとりひとりの見せ場が少なくなってしまい、味が薄くなったかなぁ。

ペンギンにしろ、トゥー・フェイスにしろ、デスストロークらにしろ、それぞれで1本映画が成立し得る強烈なヴィランですからね。

あ、バットマンの仲間たちも同じです。


もうすこし彼らの見せ場を・・・。

デッドプール2のXフォース並のインパクトが欲しかった。

日本人にはお馴染みの戦隊ヒーローや特撮ヒーローのコラボと同列だからなのだろうか。

アベンジャーズにしろ、ジャスティスリーグにしろ、ヒーローの飽和が流行なのでしょうが、ちょっと前のクリスチャン・ベールの「ダークナイトトリロジー」の様な骨太感が欲しい今日このごろです。

戦国モノのコンテンツを知っていたり、プレイしている方からすれば、物足りなさを感じてしまうんでしょうけど。
わたしみたいに。

歴史改変を防ぐという目的もおそらく最後はどうてもいいや
という流れになっているのは触れてはいけないお約束です。

あれ、もう歴史とかどうでも良くなっている。。。

物語は無事にエンディングを迎え、すっかりジャパナイズされてしまったブルース一行。

ラストカットの「バットモービル・ver.戦国」のシュールさは、最後の最後で笑わせてくれます。

というか、全編通して未来への帰還直後の

「バットシグナル・ver.戦国」



「バットモービル・ver.戦国」

のこの2つを書きたかっただけなんじゃないだろうか?とツッコミたくなる
(いい意味でね)

あ、ちなみにver.戦国はSENGOKUとでも書いても良いかも。

わたしの完全な造語ですが。

悪い作品ではない、むしろ
「アルフレッド」の有能さを堪能
できる1作です。

あそこまで自然体でありながら、ものすごいことができる人になりたい。。。

芳忠さん!!!!さすがっす!!!

2018年映画鑑賞 188本目

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◆overview◆


・原題:ニンジャバットマン BATMAN NINJA 2018年公開
・上映時間:85分

・監督:水崎淳平
・脚本:中島かずき
    
・メイン・キャスト(CV)
山寺宏一 バットマン
高木渉 ジョーカー
加隈亜衣 キャットウーマン
釘宮理恵 ハーレイ・クイン
子安武人 ゴリラグロッド
田中敦子 ポイズン・アイビー
諏訪部順一 デスストローク
チョー ペンギン
森川智之 トゥーフェイス


2018/06/10

映画_リディバイダー/Redivider(評価/★:2.5)ネタバレあり感想~うん、キャスト同じでこういう『ゲーム』売れば良かったのにね~【映画レビュー】

映画『リディバイダー』予告編
映画 リディバイダー Redivider 評価 感想 ネタバレ

◆ リディバイダー 鑑賞◆


評価/オススメ:★★☆

文月的採点(25/50点) 

この作品ジャンルは?:SFスリラー

オススメしたい人は?:うーん、『ハードコア』で幻滅した人

印象を一言で?:これどこで買えるゲームですか?

グロテスクですか?:ゴア表現もほとんどありません。ゲームですから。


◆synopsis◆

エネルギーの枯渇が大きな問題となっている近未来…

人類はコピーしたもうひとつの地球「エコーワールド」からエネルギーを得ることで、問題を解決しようとしていた。

しかし、2つの世界をつなぐタワーの暴走により各地で異常事態が発生。
地球は崩壊の危機に陥ってしまう。

人類は元NASAのパイロット、ウィルをエコーワールドへと送り込むが、そこには荒廃した世界が広がっていた…

※映画.com様より

◆comment◆


2018.06.09 より公開です。

ものすごく「ゲーム」です。

もうクレッシェンドイベントが96分間続いている感じです。

「ゲーム」として製作されたなら、それなりにヒットしたんじゃないかな…

本作「Redivider」の読み方ですが「リディバイダー」ではなく、「リ・ディバイダー」が正しく、言いやすいですな。

さて、本作ですがもともと監督のティム・スミット氏が製作し、youtubeで公開されたショートフィルム What's in the Box? が序章であり、原案となっています。
内容は10分ほどなのですが、これはこれでなかなか面白い。
What's in the Box? - Full Movie HD
わたしが過去にレビューした 10クローバーフィールド・レーン を監督したダン・トラクテンバーグ氏もyoutubeで大人気ゲームの「Portal」を元にしたショートフィルムを公開して超絶な再生回数を叩き出した結果同作品の監督をすることになったこともあり、youtubeというメディアの可能性を改めて思い知ったのですが、本作もその流れで映画化されたものです。
Portal: No Escape (Live Action Short Film by Dan Trachtenberg)
※わたしの10クローバーフィールド・レーンの紹介記事はこちら。
【映画 感想】10 クローバーフィールド・レーン  ―真実は自分の目で見ても、受け入れられるかは別問題―
気になる中身は…公式サイトと予告編で90%ネタバレされています。

いやぁ、ホントです。

映画のテイストとしては「ハードコア」(2015)が激しく想起され、おそらく比較されるでしょう。


この作品も「ゲーム」(FPSというジャンル特化ですが)を映画としたものですが、
わたしとしては本作リディバイダーの方が全体として丁寧でこだわった製作をしていると感じます。

映像美や主人公が装着する
AR(拡張現実)デバイスの細かな表現・機能のSF感は素敵
です。


ストーリーの補足というか、公式がネタバレしているので、アレなんなの?というネタを幾つか補足です。

エネルギー問題を扱った本作。

解決策として選択したのは「新エネルギー」ではなく「宇宙をコピーして、コピー先の地球からエネルギーをもらう」というちょっとおもしろい発想。
並行世界が絡んでくるのですけど、でも、これって「クローバーフィールド・パラドックス」と似てるやん!とのツッコミをされるかた、実は本作のほうが製作としては先。

もっというと日本のアニメやゲームのほうがこのモチーフを使ったものが数十年前から散見されるので、ま、珍しくはないかなと。

ま、最初ご覧になった時に混乱する方もいるでしょうが、これは「回想」と「現在」が交互に繰り返していく構成です。

回想シーン≒3人称視点(いわゆる普通の映画)の撮影手法

現在のシーン≒1人称視点(主人公のARデバイス経由)で展開。

ストーリーの折り返し地点ほどになって、話が繋がるような感じです。はい。


主人公が所属するエネルギー開発会社の説明では、

コピーされた世界は「無人」であり、そこからエネルギーを吸い出すだけなので、とっても安全。(ストローでコップのドリンクを吸うだけみたいな感覚)

世界中が注目する中で「あちら側」の世界が構築されて、無事にエネルギー供給が始まりますが、何故かそのシステムが暴走

「こちら側」の世界ではなぜか飛行機や電車、自動車などが突然失踪する事件が頻発。

ダン・スティーブンス演じる主人公にある密命が下される事になります。

「あちら側」の世界に赴いて、「タワー」と呼ばれるエネルギー供給源に本作のキーアイテムである「BOX」を設置して帰還する。


それが任務でした。

このあたり、B級感なツッコミとしては、そうした常事態の処理をたった一人に託すのかい!と。

「あちら側」はまさしく「鏡写し」の世界(全てが反転しているとか細かいです)が広がっているのですが、公式の説明するところの「無人」というのが全く違うことが発覚。

全てが反転しているだけで、全て「こちら側」と同じ世界が人間が存在しているんですな。

問題なのは「こちら側」へエネルギー供給していることで、バランスを保つために、
「あちら側」の世界は逆に「こちら側」へ物体を転移させているということ。

ものすごく解りやすく言うと「+−ゼロ」

片方の世界から一方的にエネルギーを吸い上げてめでたしめでたしという訳もなく、
計画そのものが「両方の世界を破壊する」ものであることが、解ってくるのです。

そのうち転移されるものは物体ではなくエネルギーそのものになり、最後には

ボン!と崩壊。

主人公が託された「BOX」とは「自爆スイッチ」であって、暴走を続けるエネルギータワーを破壊するものだったんですな。

だからこの話はホントひどいんです。

ダン・スティーブンスはハメられたとも言えます。

ゲーム的な展開(ドローンとの追いかけっこですが)が続く中、ダンは「世界」を崩壊から救うためにタワーに向かいます。

このあたり、自暴自棄になって使命を投げ出さなかったところには感心ですな。

かくして世界は救われたのか…。

この映画で1番美しいな、と感じたシーンはある人達がタワーの光を見つめる姿を肩越しに映したラストカットです。

何の脈絡もないのですが、木村拓哉さん主演の「宇宙戦艦ヤマト」のラストに通じる、何かこうよくわからない感覚に襲われたまま、エンドロールを迎えます。
(使う道具は違っても、展開はまんまでしたし)


本作を激しく期待して観て、ちょっと落胆する方が比較的多いのは、ゲーム慣れした層からすると展開がわかり易すぎたことと「ゲーム的と打ち出して、そのまんま」だったことが要因なのかも知れませんな。

ただし、登場するデバイスだったり、ARの表現だったり、細かい点ではいろいろと見どころはあります。

ダン・スティーヴンスが割に合わない片道切符の任務を背負わされた事で、ぐっと感情移入できた方ならば、それなりに楽しめたのではないのでしょうか?

好きなのに、今日はいまいち味が薄かったあの店のラーメン。

そんな感じの映画です。

2018年映画鑑賞 187本目

post from #pixelbook

◆overview◆

・原題:Redivider 2018年公開
・上映時間:96分

・監督:ティム・スミット
・脚本:オミッド・ノーシン
    

・メイン・キャスト
ダン・スティーブンス
ベレニス・マーロウ
ティゴ・ヘルナント
チャリティー・ウェイクフィールド
バス・カイザー

2018/06/01

映画_デッドプール2/ Deadpool 2(評価/★:4.0)ネタバレあり感想~だからもうグリーンランタンのことは許してやれって!!!~【映画レビュー】

映画『デッドプール2』予告編 最強鬼やば Ver.

デッドプール2 感想 評価 オススメ



◆ デットプール2 鑑賞◆

評価/オススメ:★★★★

文月的採点(40/50点) 
この作品ジャンルは?:アンチヒーローアクション

オススメしたい人は?:MARVELじゃなくて「デッドプール」ファン

印象を一言で?:実力が伴うからこそ許される『俺ちゃん』節

グロテスクですか?:ゴア表現すらもデッドプールを語る上では非常に重要な要素です。


◆synopsis◆


最愛の恋人ヴァネッサを取り戻し、お気楽な日々を送るデッドプールの前に、未来からやってきたマシーン人間のケーブルが現れる。

ヴァネッサの希望を受けて良い人間になることを決意したデッドプールは、ケーブルが命を狙う謎の力を秘めた少年を守るため、特殊能力をもったメンバーを集めたスペシャルチーム「Xフォース」を結成するが……。

※映画.com様より


◆comment◆


2018.6.1 待望の公開を迎えました!
もちろん初日に鑑賞です!

名だたるMARVEL作品の中で特に異彩を放つ『俺ちゃん』

いま公開中のアベンジャーズには決して馴染まないだろう『俺ちゃん』

まやしてX-MENにすら『居候』しているような『俺ちゃん』

デッドプールはいわゆる正義の味方ではないんですな。

だけど彼ほど純粋な『ヒーロー』も珍しいのです。

それは前作『デッドプール』でも明らか。

レイノルズがあそこまでデッドプールになれたのも、デッドプールがレイノルズなしでは成立し得ないのも、決して『完全無欠な男』ではないからであって、それが『最大の魅力』だからなのです。
(ただしわたしも大好きなレイノルズはやんちゃそうにみえますが、実はかなりの紳士でハルキスト。村上春樹ファンのハートも射抜いちゃう)

【衝撃】デッドプール2のライアン・レイノルズさん、ガチのハルキストだと判明「1番好きな作家は村上春樹さん」
デッドプール≒ウェイド・ウィルソンって、悩みながらも愛のため、そして掴みかけてる『何か』のために、自分の流儀で戦っているだけなんですよね。

そう、大切なのは『自分の流儀』

正義って、なんだそれ?知らんわ。

常識って、どういうこと?変なものは変なんだし関係ないじゃん。

ルールや空気を読むことに敏感なわたしたち日本人だからこそ『俺ちゃん』って非現実的な存在に思えるんだろうけど、そうじゃない。

喜怒哀楽を隠さない、自分のままに悩みながらも生きる。

だから『デッドプール』という作品は
ロードムービーであって、
ラブストーリーであって、
ファミリー映画なのです。

1作ごとに『俺ちゃん』が何かを掴んでヒーローになっていく。

それを一緒に体験するのが本作を楽しむコツですな。

繰り返すと本作はデッドプール本人が言っているように
『ファミリー映画』
です。

なぜか?

ざっと、ストーリーを解説しまっす。

・人物関係図はこちら(クリックで拡大。スマホの方は横画面でご覧ください)
デッドプール2 人物相関図
デッドプール2 人物相関図

①前作で恋人であるヴァネッサを救出し、自分の正体を明かしたウェイド。

世界中で悪者を退治しながらも、ヴァネッサとの甘い生活は続いていた。

しかし、オープニングから様子がおかしい。

ローガン(ウルヴァリン)への恨み節とともに自宅で自爆する俺ちゃん!

…そして、この物語は彼の回想から始まるのです。

※回想の香港のシーン。ビルのネオンサインが「死侍」というのがバカバカしくてクソ笑えます。
※なんちゃって日本も登場。エドモンド本田が出てきそうなあんなサロンは嫌だ。


②世界中で悪党を退治する回想シーン。
前作からめげずにX-MENに勧誘してくるコロッサスネガソニックも相変わらず。

そしてあの「ある意味俺ちゃんに感化された運転手」のドーピンダーもデッドプールの珍道中のお供に。

本作ではスーパーヒーローに憧れが増して、ある意味重要な活躍をすることになるのです。


③ある日のこと。その日も悪党を退治して意気揚々と帰宅したウェイドにヴァネッサが「子供を作ろう」とラブラブ攻撃。

 家族というものにいい思い出のないウェイドは戸惑いながらも彼女への愛を深めるのだが、その矢先に自宅が襲撃されてしまうのです。

 だけどそこはデッドプール。

 超絶華麗に襲撃犯を撃退するのですが、不幸にも1発の銃弾がヴァネッサを貫いてしまうのでした。


愛するヴァネッサを失い失意に暮れるウェイド…(アナ雪歌いますwww)
 オープニングの自爆は「ヴァネッサを殺した≒守れなかった」自分を許せなかったため、死んでみようと試みたのです。

 もちろん、不死身の彼が死亡することもなく、コロッサスによって恵まれし子らの学園へ連れて行かれ諭されます。

 X-MENやMARVELヒーローのことをディスりながらも(笑)「友情」「家族」「居場所」について考えるウェイド。

※忽那汐里演じるユキオも登場。英語喋ってる方が声高くなるんですな。
異常にキュート枠。


⑤そんな中、本作のキーパーソンであるファイヤー・フィストが登場します。

ミュータント施設で暴れているということで、駆けつけるデットプール達。

ぽっちゃりな外見から想像できないぐらい強力な彼がなぜ暴れたのかを知った俺ちゃんは、俺ちゃんなりのスジを通した結果、拘束されてしまいファイヤー・フィストとともに「アイスボックス」という収容施設に入れられてしまいます。


⑥ファイヤー・フィストにある意味尊敬の念を抱かれ慕われるも、それを受け入れないウェイド。

拠り所のないファイヤー・フィストはミュータント施設の施設長への復讐心を燃え上がらせます。

そして登場するのはジョシュ・ブローリン演じるケーブル

未来からやってきたフューチャーソルジャーであるケーブルはテクノロジーと圧倒的な戦闘能力で「アイスボックス」を襲撃。

標的はデッドプール、、、ではなく、なんと!ぽっちゃりファイヤー・フィストくん!


⑦何とかケーブルを撃退し、収容所からも脱出した俺ちゃん。

ファイヤー・フィストを(≒少年を)助けることで、ヴァネッサの言葉(家族についての彼女の思い)を理解しようと、独自のチームである「Xフォース」を結成するのです。

このリクルートシーンはいろんな映画のオマージュもあり、笑えます。

ある意味でXフォース結成から出陣までのシーンが本作のクライマックスであり、笑いのツボを集約していますな。

壮大なキャラの無駄遣い!

※このXフォースは、あのワンダーウーマン、ガル・ガドット嬢にSNSでツッコミを入れられた、曰く付きのチームです(笑)

チームメンバーでわたしのオススメは断然ピーター

でも、ドミノは素敵だわぁ。

そしてまさかのブラピ登場!!!!
(解った方は死ぬほど笑ったでしょう?)

ワンダーウーマンがデッドプールに「パクり」抗議!複数ヒーロー巻き込む論争に - FRONTROW


⑧チームが自滅…じゃなかった、全滅(笑)の危機に瀕しながらもケーブルと対決する俺ちゃんだったが、救出相手のファイヤー・フィストくんがそれを拒否。

 少年は自分を受け入れてくれたジャガーノートを味方につけて、なんとケーブルとXフォースを撃退してしまうのです。


⑨戦闘の結果、下半身がお子ちゃまになってしまった俺ちゃん
そこへあろうことかケーブルが協力を求めにやって来るのです。

なぜ少年を付け狙うのか?

それは未来で成長したファイヤー・フィストがケーブルの家族を殺害したからなのでした。

 愛するものを失ってしまった痛みを期せずして共有したふたりは共闘を決意

 Xフォースの残党(笑)とコロッサスやネガソニックも参戦してジャガーノートとファイヤー・フィストと対決する俺ちゃん達。

 ファイヤー・フィストがこの時に殺人を犯してしまうことが、ケーブルの未来へ繋がるフラグになっているのです。

 俺ちゃんは彼らしいやり方でそのフラグを阻止します。


⑩自分を犠牲にすることで世界線の変更をしたデッドプールでしたが、その思いに打たれたケーブルは回数制限のあるタイムマシンを使って、さらに結末を操作。

誰も犠牲にならないように過去を改変し、しかもXフォースに加わるというケーブル
「俺に惚れたんだろ」
と言わんばかりにいちゃつく俺ちゃん。

そうです。

俺ちゃんは本作で自分の居場所、家族と呼べるほどの仲間を得ることができたのです。

だがしかし!

めでたし、めでたし・・・・と、いかないのがこの作品の憎いところ♪

ユキオとネガソニック達にタイムマシンを修理させた俺ちゃんが何をするのか・・・・

お待たせしました!
壮大な前フリを経て(笑)ラスト3分が本編です!!!!!

だって、本作の悲劇やら何やら全部チャラにしちゃうんだもの!!!!

何やってんスカ!!!!

俺ちゃんによる「過去改変」の痛快さ。

わたしは劇場で声を押し殺しながら笑い転げてしまいました。

あー、腹筋痛い。

挙句の果てに、
第四の壁を飛び越えて
俺ちゃんが最後に精算したものは…

だから、グリーンランタンはもういいじゃん!!!!

と、いうことで、本作はウェイドがさらに人間らしさを取り戻し、さらに悲劇すら無かったことにしてしまったというドク・ブラウン博士もびっくりなSFファンタジーになってしまいました。


バック・トゥー・ザ・フューチャーかい…

愛を得て、家族を得て、ようやく土台が整ったとも言えるこのシリーズ。

これは次回作への期待が否が応でも高まる!!!

前作でファンになった方も、そして初めてデッドプールを見た方も、

一緒に過去が改変されていないか、旧作品を見直しましょう!

わたし、さっそくウルヴァリン: X-MEN ZERO観ちゃう!

忽那汐里ちゃん、もう少し喋らせてあげてよ!

ま、ウェイドがヴァネッサ以外で彼女にだけは愛想良かったのもツボだけど。

トリビアもどうぞ。
デッドプールのあなたが知らない驚きの事実26選 | ciatr[シアター]
ネタバレ注意!『デッドプール2』トリビア15選【大物俳優がカメオ出演!】 | ciatr[シアター]
2018年映画鑑賞 184本目

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◆overview◆


・原題:Deadpool 2 2018年公開
・上映時間:120分

・監督:デビッド・リーチ(ジョンウィックで犬を殺したやつ)
代表作:『ジョン・ウィック』シリーズ 『アトミック・ブロンド』
・脚本:
レット・リース
ポール・ワーニック
ライアン・レイノルズ
    

・メイン・キャスト
ライアン・レイノルズ
ジョシュ・ブローリン
ザジー・ビーツ
モリーナ・バッカリン
ジュリアン・デニソン
レスリー・アガムズ
T・J・ミラー
ブリアナ・ヒルデブランド
カラン・ソーニ
ジャック・ケシー
忽那汐里

2018/05/12

特集企画【POV映画紹介コーナー】Scene 8〜POV(ぽぶ)じゃなきゃ、イヤ!〜CV:アスミス

POVを探して、動画配信サービスをザッピングするのが日課です。

このコーナーではもはや普通の映画では満足できない、POV・モキュメンタリー映画じゃなきゃ
「にゃぁー!」
(『や』に濁点が正解)というリクエストに応える、ちょっぴり贅沢なコーナーです!

今回も珠玉の名(迷)作を10本ご紹介致します!!

レッツエンジョイ、POV・モキュメンタリー!!!

あ、わたしが個人的に好きだった作品には


この画像をアイコンで使わせてもらいます♪


No.71  パラノーマル・アクティビティ シリーズ 


「パラノーマル・アクティビティ」予告編
評価/オススメ:★★★

言わずと知れた大ヒットホラーシリーズ。
そのため今まで敢えて紹介しなかったのですが、今回のトップバッターに。

いわば、ハリウッド版呪怨。

共通の因子が原因であり、シリーズを通して、その存在が様々な厄災をもたらしていく点やシリーズの繋がりを追うことで面白みが増すタイプの映画。

わたし個人的には2作目ぐらいで止めておけば良かったのに・・・と小声でコメント致します。

No.72 エンカウンターズ 侵略(2015)


エンカウンターズ 侵略
評価/オススメ:★★


いわゆる接近遭遇モノですが、今回は「うっそやーん!」とツッコミ必至の超巨大多脚ロボットが登場!
ただし、残念ながら見どころはそこだけです。
登場するパーティの人間関係の崩壊も展開としてはダルく、全体としてテンポが悪い。

めちゃくちゃアナログな地下の軍事基地の設備の使えなさに抱腹絶倒するでしょう。

確信どころの題材は小島監督の「スナッチャー」を知っていれば、お分かりになります。

ジャケットにあれだけデカデカと多脚ロボを登場させたなら、もっと戦闘させるなり見せ場をつくるべき。

「なんだあれは!?」

と主人公らは驚愕していますが、われわれはそれがほぼワンシーン(数十秒)しかそれが登場しないことに驚愕です。

No.73 悪魔はそこにいる(2015) 


悪魔はそこにいる
評価/オススメ:☆



かつてカルト宗教団体の集団自殺があった、とある農場跡地を訪れた若者たちが巻き込まれる恐怖体験を撮影したという作品。

地元の人も近寄らないような場所。

こういう所って、わたしたちの生活でも耳にするので、題材としてはある意味美味しい。

ただし、内容としては期待したほど怖くはないのでした・・・

頑張って!


No.74 ミッシングテープ(2013) 


ミッシングテープ
評価/オススメ:★


激しく注意!
予告編に騙されてはいけません。

ただし、いい意味で予想を裏切られる真相。
そして仲良しグループ内での揉め事もそれなりに面白い。
自分たちのミスで遭難しかけたりすることもですが、結局真の恐怖はそこではなかったのです。
でもぉ、一部パラノーマルな現象が起きているのですが、それをどう説明するのかが知りたかった!

No.75 VANISH7 バニッシュ7(2013) 


VANISH7 バニッシュ7
評価/オススメ:★☆

悪魔崇拝とバイオハザードが融合したような作品。

でもそれじゃ「REC」じゃん!というツッコミは必至。

過去、16人もの人間が惨殺されて閉鎖された工場。

その真相に迫るために取材に訪れた撮影クルーが体験する恐怖を描いたもの。

前回紹介した「パラノーマル・インシデント」よりは似たモチーフでありながら、それなりに楽しめますが激しく玄人向け作品。


No.76 エイリアン・オリジン(2013) 


エイリアン・オリジン
評価/オススメ:評価すらできないほど凍り付くの絶対零度。



予告編を作ったのは、かなりの確信犯!

騙されてはいけません!

まったく訳がわからないので、スケールの大きさを図りかねますな。

そして、嫌な予感は激しく的中。



話としては、アメリカとの国境付近で行方不明になった考古学者の捜索に訪れた米軍特殊部隊と撮影クルーらが体験するお話です。

シュワルツェネッガーの「プレデター」1作目を激しく意識したような感じだけど、安すぎる。

正体が一向に解らない宇宙人から一方的に攻撃をされ、追い掛け回されるという展開。

命中率が異常に悪いハイテク装備の宇宙人による攻撃が笑えます。

No.77 マジェスティック12(2012)


映画『マジェスティック12』予告編(日本語字幕)
総合評価/オススメ:★


個人的にはこのノリの作品は好きなんです!

ただし、オススメするにはパンチが全然足りないなぁ。

親戚のおじさんの家には開かずのガレージがあって、そこで実は「宇宙人の遺体」を保管していました。

という、最近流行りのラノベのタイトルのような展開。

国家機密レベルのものを個人宅のガレージに保管させておく事がすでに爆笑を誘うのですが、問題なのはその後で、なぜか仲間の遺体を返せと宇宙人らに追い掛け回されるという超展開。

彼らのせいじゃないでしょうに。。。。
見つけただけなのに。。。。

その親戚のおじさんは劇中一切姿をみせないことから「桐島、部活やめるってよ」に通じなくもない。

ラストにはステレオタイプなMIBが登場します。

No.78 スナッチャーズ・フィーバー -喰われた町-(2016)


ある町に来た学生らを侵略者が襲う!映画『スナッチャーズ・フィーバー -喰われた町-』予告編
総合評価/オススメ:なし!



映画学科の学生たちが課題制作ための取材に訪れた町で体験する壮絶な恐怖。。。。
らしいのですが、これも結局は「スナッチャー」ものなんです。

わたしだったら、予告編に出てくるようなコスプレをした連中がそこら中で突っ立ってるような街を訪れたら、速攻で帰りますけどね。

そして(まともな人間は)誰もいなくなった。

そんなお話。


No.79 サイレントハウス(2013)


映画『サイレント・ハウス』予告編
評価/オススメ:★☆

おっ!とサスペンス要素もある作品

ウルグアイ制作の「SHOT/ショット」のハリウッド・リメイク。

あのドラマ「フルハウス」でミシェル役を演じたエリザベス・オルセンが出演しています。
ジェシーおいたんにくっつかっていたミシェルが、もう立派なレディに。。。

昔住んでいた屋敷を片付けに来た親子とおじさんが、次々と巻き起こる怪奇現象にパニックになっていくというもの。

結局のところ、過去に犯してしまった罪というものは、いつの日か精算することになるということでしょうね。。。


No.80 クリープ(2014) 


Creep Official Trailer 1 (2015) - Mark Duplass Horror Movie HD
評価/オススメ:★★☆


Netflix限定配信のPOV

コレってめちゃくちゃ「クルッテル」作品です。

一言で言うと気持ち悪い。激しく気持ち悪い。

余命少ないという男性が生まれてくる息子にメッセージを残したいということで
撮影を依頼。

日常風景を撮影しに来たスタッフは、やがて相手が尋常ではないということに気がついて、どうにか逃亡を図ります。

良かったと胸を撫で下ろしたのも束の間。

なんとソイツはこちらをストーキングしているのです。

サイコパス、というのはこういう男のことを言うのでしょう。

これは激しく気分を害する(ゴア表現ではなく、異常な人格)ので、オススメですが注意が必要。

天気の良い日の午前中などには絶対に鑑賞には向かない作品です。




またお会いしましょう。

続きます。


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#フェイクドキュメンタリー
#映画感想
#映画

2018/05/06

映画_ドクター・エクソシスト(評価/★:2)ネタバレあり感想~ポスターのコピーを書いた奴はきっと映画を見ていない~【映画レビュー】

『ドクター・エクソシスト』トレーラー

◆ ドクター・エクソシスト 鑑賞◆


評価/オススメ:★★

文月的採点(20/50点) 
この作品ジャンルは?:一応ホラー

オススメしたい人は?:ホラー好きはおそらく怒るから、ファンタジー好きな人

印象を一言で?:『インセプション』少々『マトリックス』少々。え?で?

グロテスクですか?:いいえ。

◆synopsis◆


ドクター・セス・エンバーは悪霊に憑依された人間の潜在意識に入り込んで除霊を行うという斬新なエクソシスト。

彼は過去に妻と息子を悪霊によって殺され、自身も車椅子での生活を余儀なくされるほどの被害に遭ってしまい、それ以来、悪霊への復讐のために生きているのだ。

そんな中、彼のもとに依頼が入ったのはバチカンですら手に負えずにいる11歳の少年キャメロン。

キャメロンに取り憑いている悪霊は、自身が負い続けていた”マギー”と呼ばれる悪魔だった。

潜在意識の中では健康体となるエンバーは彼に戦いを挑んでいくのだが・・・・

※公式HPより

※一部文月加筆訂正

◆comment◆


なにぃ、気がつけば記念すべき100記事目だと、、、、

日本では2017/11/27より公開 2018/5/3よりレンタル開始の作品

こちらも去年の劇場公開に行けなかったので、待っていた映画。

主演はアーロン・”トゥーフェイス”・エッカート。
『ハドソン川の奇跡』や『エンド・オブ・ホワイトハウス』などにも出演していますが、『ダークナイトトリロジー』好きなわたしとしてはこう呼んでしまいますな。

本作は一応、悪魔祓い、エクソシストもの

通り一辺倒の神父さんと悪魔の戦いとは、ほんの少しだけ違うのは、相手の潜在意識に侵入→そこで憑依されている本人と対峙し説得することで
『連れ戻す』
という方式を取っていること。

主人公は悪魔を『寄生体』と呼ぶし、悪魔祓いではなく『治療』と称するのです。

そういう訳で神父ではなく、ドクターと言っているわけで。

アーロン・エッカート演じる主人公は(悪魔祓いの修行はしたものの)聖職者でもないのです。

これは設定として1番肝心である、相手の意識への侵入方法ですが、あえて「ある能力」としていて、言ってみれば『wifiスポット』へスマホやPCを接続するようなものとしています。

チャネリングとも憑依体質とも微妙に違う。

ものすごくSFに寄った説明だと電脳モノのジャックインに似た能力なんですな。

主人公はその能力者故に、悪魔に狙われているのでした。

なんせ相手の意識に同期して侵入できるのであれば、悪魔としては商売上がったりですし、本作の悪魔は「接触」によってしか相手に憑依できないという設定。

そして宿主から『祓われた』時、いわば宙に放り出されてしまうと悪魔は即座に死んでしまうのですな。

生きるためには宿主に寄生し、取り込んでいき、飽きるか宿主が死ぬ前に、次の標的に接触することで乗り移ることを繰り返すのが本作の悪魔。

だから寄生体と定義しているのですな。

『魂』や『意識』『オーラ』をある周波数をもつイオン集合体と定義していて、オカルト好きな方の食指を動かすような設定や、デジタル映像として人間に憑依した悪魔の波動を観測しているところなど、なかなか設定は(!)面白い。

さらに悪魔に憑依された人間の血から作り出した血清というアイテムも登場。

冒頭部分で激しく期待。

た、だ、し。

エクソシスト系のおぞましさを本作に求める方が観た場合には、おそらく激しい消化不良に襲われることになるでしょう。

ラストに近づけば、近づくほど、これは首が回ったり、スパイダーウォークしたり、古代語で喋ったり、顔が変形したりと、こういうホラー特有のアノ感じ、ゾクゾク感を刺激する演出がされていないことにイラつくかもしれません。

『インセプション』と『マトリックス』というキーワードを出したのは、このためです。

悪魔としては、宿主を意のままに操りたいので、憑依された人は『長い夢』の中にいる状態にされているのでした。

もちろん『夢』は悪魔がみせているのですが、『本人の望む夢』を見せているという点で狡猾。

女好きなら、美女に囲まれる夢。
別れた親に会いたいなら、親と一緒の夢。
死別した家族を思うなら、家族は生きているとする夢。

それを『ウソ』だと教えに行くのが本作の『悪魔祓い』です。

だから、夢の世界は『インセプション』ほどスケールは大きくないですが、現実を模したものになっていて、われわれの日常生活の描写とあまり変わりません。

でも相手を『夢の世界』から脱出させる方法が意識のドアを開けさせて、窓から飛び降りさせる(しかもビビットカラーの部屋から)という演出を是とするか、非とするかで、観る温度が全然違ってくるでしょう。。。

これだって『マトリックス』で電話に出ることで現実に戻るという設定を変えただけですな。

わたしは残念ながら、めちゃくちゃ冷めてしまいました。。。。。



日本版メインビジュアルに書いてある

「潜在意識の中では最強のエクソシスト」

というコピーは真っ赤なウソです!

ど・こ・が!最強なのか!

『コンスタンティン』みたいな感じを思い浮かべたけど、何一つそういう感じもない!
(コンスタンティンは最高)

それにメチャクチャ苦戦してるので、果たしてコレを書いたライターは本作を見たのかと真剣に悩むレベルです。

主人公はかつて『マギー』と呼ばれる本作のラスボス悪魔に突然狙われた挙句、自動車事故を引き起こされて、妻と子供は事故死、自分は半身不随の身になってしまうのでした。

意識に侵入している時には現実の要素は加味されないから、五体満足の状態になるのは良いとしても、とても最強ではなく、あくまでも人間らしく相手を説得しています。

悪魔からは逃げるほうがメイン。

唯一『マギー』と呼ばれる悪魔(これ結局何であるのか解らない・・・)にだけ、殺意をむき出しにしますが、戦うシーンはごく僅か。

第1回戦では瞬殺されているし。。。。

だけど、そもそも『マギー』なんて悪魔がいるのかすら不明。
わたしは寡聞にも聞いたことがないのですが。。。
もう少し、観る側を怖がらせるためにも、この悪魔の存在について説明が欲しかった。。。

ということで、全編通して『インセプション』やら『マトリックス』やら『エクソシスト』やらの中途半端なデジャブ感が抜けない中で、アーロン・エッカートの現実でのヤサグレ具合と潜在意識内での異常なダンディー具合のギャップを楽しむことがキモになってきます。

そういうこともあって、エクソシズムはキモくて怖くて観られなかったという人は、逆に楽しく鑑賞できるかもしれません。

ただし、ラストのオチはありきたり過ぎるので、絶望です。



めちゃくちゃ『エクソシスト』のカラス神父のラストを意識した描写をしておきながら、それだと丸パクリだと言われるから、これまたどこかで観たような作品のオチと同じにしちゃったのはいけません。

結局悪魔はそう簡単に倒せないし、しぶとく生き残るのです。

ここだけは頷けるけど。

いっそ燃えちゃって、これでホントにトゥー・フェイスになりましたという方が笑えたのに。


2018年映画鑑賞 161本目

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◆overview◆


・原題:Incarnate 2016年公開・日本公開2017年
・上映時間:96分

・監督:ブラッド・ペイトン
代表作:『カリフォルニア・ダウン』『ランペイジ 巨獣大乱闘』
・脚本:ロニー・クリステンセン
     

・メイン・キャスト
アーロン・エッカート
カリス・ファン・ハウテン
カタリーナ・サンディノ・モレノ
デビッド・マズーズ
キーア・オドネル
マット・ネイブル
ジョン・ピルチェロ


2018/04/29

映画_俺の獲物はビンラディン(評価/★:2)ネタバレあり感想~世界を変えない方面の天才(人災)~【映画レビュー】

映画『オレの獲物はビンラディン』予告編
映画 俺の獲物はビンラディン ニコラスケイジ 大塚明夫


◆ 俺の獲物はビンラディン 鑑賞◆


評価/オススメ:★★

文月的採点(20/50点) 

この作品ジャンルは?:ブラック・コメディ

オススメしたい人は?:こういう話を見ても眉をひそめない寛容な人。

印象を一言で?:バカと天才は紙一重

グロテスクですか?:いいえ。

◆synopsis◆


コロラド州の片田舎。
愛国心にあふれた中年男のゲイリーは、米同時多発テロ事件の首謀者とされるテロリスト、オサマ・ビンラディンの居場所を政府がいつまでも見つけられないことに業を煮やしていた。

ある時、日課の人工透析中にゲイリーは神から啓示を受ける。
「パキスタンに行って、オサマ・ビンラディンを捕まえるのだ」
アメリカを救えるのは、オレしかいない!
使命感と愛国心を燃え立たせ、ゲイリーはビンラディン捕獲作戦を開始する。

※公式サイトより

◆comment◆


2017.12.7劇場公開 
2018.4.27よりレンタル開始の作品です。

さてさて、昨年映画ニュースでニコラス・ケイジのぶっ飛んだ予告編に不安と期待を寄せたものでした。
(Cvはもちろん大塚”スネーク”明夫さん)

本作はあのオサマ・ビンラディンを文字通り「とっ捕まえる」(殺害ではない)ために、

完全に自費で
完全に個人的な動機で
完全にぶっ飛んじゃっている男が

単身パキスタンに乗り込んで、実際に当局に拘束されたあるアメリカの中年おじさんの物語です。

しかも無罪放免されたという強運の持ち主。

ニコラス・ケイジ演じる主人公ゲイリー・フォークナーは実在の人物(存命中)なのです。

日本でも2010年にニュースになりました。
ビンラディン容疑者殺害が目的?パキスタンで米国人男性を拘束
通販で買った(笑)日本刀などをひっさげてパキスタンを徘徊していると想像するだけで笑えてくるのですが、
驚くべきことに別に彼は何らかのメンタル的にまずい方面の方では「ない」とのことなのです。
映画でも言及されていますが、複数の医者や拘束された際の検査では「異常無し」

完全に個人的な「思い」でこんな事を企てたんですな。

この「思い」≒「神様の声」とおっしゃっています。

めちゃくちゃ陽気で、子供っぽくて、情熱的で、おしゃべり。

ニコラス・ケイジにしろ、CVをしている大塚明夫さんにしろ、確かにこれまでで1番ハチャメチャなキャラクターを演じています。

それに、ニコラス・ケイジとなんとなく容姿が似ている(笑)
さすがの明夫さんも、今回は今までよりも当てるのが大変だったとのこと。
(ずっといつもよりトーン高い声だったですものね)

字幕/吹替のどちらでも楽しむことができます。
わたしはどちらも鑑賞しましたが、笑えます。

判別不可能!? ニコラス・ケイジ&ビンラディン誘拐を企んだ男の比較画像を独占入手 - Ameba News [アメーバニュース] こんなに喋るニコラス・ケイジは初めて!『オレの獲物はビンラディン』4/27発売のDVD 日本語吹替は大塚明夫さん&田中敦子さんに決定
劇中の随所に現れるゲイリーの言動は、コメディドラマとしておそらくかなり誇張されているのですが、元となる言動があってのことでしょうから、

ご本人は相当「自由な方」

なのです。

いい意味でアメリカを心から愛する(政府ではなく、アメリカの文化や陽気さ)気のいいおじさんなのですな。好意的に見れば。

海外からの輸入品をディスったりする冒頭のシーンは「誰もが口に出さなかった」ことを堂々と言ってのけているので、ハマればニヤニヤできるかもですが、◯ランプ大統領の言動と似ているので、それとなく風刺しているのかなぁとも。

よくもまぁ、次から次へ喋るな、アンタをエディー・マーフィーと対談させてみたいよ。

なんで彼があんな突拍子も無いことを計画して実行したのかなんですが、映画的にもご本人のぶっ飛んでいる理由にもなる「神様の声」

これとしか説明もされていないし、描かれていません。

ラッセル・ブランド演じる「それらしき人」が、本物なのかゲイリーの願望なのかわかりませんが、やる気スイッチ役として現れて、彼を面白おかしくけしかけます。

このあたり、
完全にキアヌ・リーブスの「コンスタンティン」の神様たちや
村上春樹の「海辺のカフカ」に出てくる◯ーネル・サンダース的なノリなのです。

50歳近くて、糖尿病だけど手先が器用で無駄に情熱的なオッサンがパキスタンに乗り込むまでの嘘八百や勢いだけの交渉なんかも、単純におもろいなぁと観ることができるでしょう。

あまり理解されないでしょうが、決して悪い人間ではないんですよ、というのはヒロインとその連れ子(正確には実の娘ではない)さんとの交流を通して描かれているのでその辺は丁寧かなぁと。

まぁ、今回は★をあまりつけていないのは「あくまでもコメディ」として、あの事件の裏側で巻き起こったエピソードのひとつを描いているのであって、多くの善意の市民たちの一側面を面白可笑しく映しているだけだからなのです。

あくまでも「コメディ」「ネタ」として御覧ください。

何回もアメリカと現地を行ったり来たりする展開が多すぎるので、劇中ヒロインが「またかよ」とうんざりしてしまうのと同じように、我々もうんざりしてしまうかも。

ということで、映画としては、それほど高い点はつけていません。

誰も傷つかないし、無害だし、何も教訓は得られない。
(あ、オッサンのせいで負傷した人はいるけど(^_^;))

だけどこういう情熱に突き動かされて、自分が成すべきことを信じて生きていけるのって、幸せですよねぇ。

現地のCIA職員との罵り合いも爆笑。

ゴールデンウィークなのでちょっとお家で休憩している時か、渋滞に巻き込まれてイライラしている車中で流すDVDにお困りなら、こちらでもどうですか?

下手に大作を流すよりも、いいかもね。

#俺の獲物はビンラディン
#映画レビュー
#旧作探訪

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◆overview◆


・原題:Army of One 2017年公開 上映時間:93分
・監督:ラリー・チャールズ
・脚本:ラジーブ・ジョセフ/スコット・ロスマン

・メイン・キャスト
ニコラス・ケイジ
ラッセル・ブランド
ウェンディ・マクレンドン=コービー
レイン・ウィルソン
デニス・オヘア
マシュー・モディーン
アメール・チャダ・パテル
ポール・シェアー
アドリアン・マルティネス

2018/04/14

特集企画【POV映画紹介コーナー】Scene 7〜POV(ぽぶ)じゃなきゃ、イヤ!〜CV:アスミス

ここまで観ていくと、冒頭数分で話が予測できるように自然になっていくんだぜ…

このコーナーではもはや普通の映画では満足できない、POV・モキュメンタリー映画じゃなきゃ
「にゃぁー!」
(『や』に濁点が正解)
というリクエストに応える、ちょっぴり贅沢なコーナーです!

今回も珠玉の名(迷)作を10本ご紹介致します!!

レッツエンジョイ、POV・モキュメンタリー!!!

あ、わたしが個人的に好きだった作品には


この画像をアイコンで使わせてもらいます♪


No.61  悪魔の存在を証明した男(2014) 


映画 『悪魔の存在を証明した男』 公式予告編
評価/オススメ:★★☆

奥さんが亡くなったことで絶望したクリエイターが、神も悪魔もあるもんか!
とちょっとイッてしまった挙句に
「本当に悪魔がいるんなら、俺に憑依できんじゃね?」
と自らを実験体にし、その過程を撮影したという作品。

わたしは個人的には好きなんですが、自業自得感に感情移入できない人にとっては苦痛でしょうな。

だんだんと人格が崩壊していく様と、あ!というクライマックスは思わずニヤリできる、かも。


No.62 イントゥ・ザ・ストーム(2014)


映画『イントゥ・ザ・ストーム』予告編
評価/オススメ:★★★☆


アメリカでも社会問題となっている竜巻。
その実態を解明するために竜巻を追跡している連中がいた!

災害モノこそPOVにすると面白いんだろうけど、わたしが個人的に萌えたのは、
追跡に使うメインマシンである
『タイタス』という特注車。

あぁ、こんな中二病的な自動車がバットモービルやデロリアン(タイムマシン仕様)以外にもあったのか!?とwow!

乗りたい。。。

タイタスだけでも見る価値はあります。

オブジェとしてミニチュアモデル売り出したら、即日買います!


No.63 エンド・オブ・ウォッチ(2013) 


『エンド・オブ・ウォッチ』予告編
評価/オススメ:★★☆


ジェイク・ギレンホール、マイケル・ペーニャ、アナ・ケンドリックetcなど、
やたらとキャストが豪華な作品。

ロサンゼルス市警の警察官が日々遭遇する様々な事件を記録したという体裁で構成されたファウンド・フッテージもの。

劇中、それ明らかに手持ちカメラなどではないだろ!という描写がある。

そのためにPOV特有の臨場感や緊迫感が大きく削がれる結果に。

バディ・ムービーが好きな方にはオススメできる物語ではあります。
結構なゴア表現もあるため注意。


No.64 ナイトライト 死霊灯(2016) 


『ナイトライト 死霊灯』 予告編
評価/オススメ:☆


激しく注意!
予告編に騙されてはいけません。
おそらく、制作陣はブレアウィッチを意識して、そこに他のホラー要素を足しながらいい感じのカクテルでも作ったつもりなのだろうけど、、、、怖くないんだよなぁ。

ある学生グループが肝試し(ある言葉を言ってはいけない系)に行った山での恐怖体験。

分断され、各個撃破されていくんだけど、殺害されてしまう人、憑依される人、異世界へと導かれる人と「映画臭い演出」がタップリありすぎるため、笑えます。


No.65 RE KILL[リ・キル]対ゾンビ特殊部隊(2015) 


DVD『RE KILL[リ・キル]対ゾンビ特殊部隊』予告編
評価/オススメ:★★

これは実はディストピアもので、
スターシップ・トゥルーパーズを想起させる様なプロパガンダ性も感じることができるので、ある意味で面白い。

ただし、作品全体のテイストとしては安いのと、ツッコミどころ満載なので低評価。

ゾンビ・アポカリプス後に設立された特殊部隊を追うドキュメンタリー番組というのが作品の体裁。

でも、この特殊部隊。。。。
めちゃくちゃ弱い。。。。。

噛まれたら助からないのであれば、なんであんなに肌を露出した格好をしているのか。
せめてライオットスーツ着せろよ。。。
出動≒死亡フラグがミエミエ過ぎてかわいそうだ。

そして大きな音に反応してゾンビの大軍が来るのであれば、どうして誰も銃器にサプレッサーなどを装備していない。。。
1発打ったらサヨウナラだろ。。。

囲まれるような布陣で掃討戦に向かうのも素人丸出しだろう。。。。

ま、この話の核心的な部分は伊藤計劃&円城塔著「屍者の帝国」をご存じの方でアレばそれです。


No.66 パラノーマル・インシデント(2014) 


『パラノーマル・インシデント』予告編  ビデックスJPで配信中!
評価/オススメ:☆



事もあろうにFBIが幽霊の存在を証明し、あるものを捕まえるために調査チームをいわくつきの建物に送り込んだ際の記録映像を再編集したという、ファウンド・フッテージ作品。

これだけを聞くと、そして予告編を見るとある程度期待してしまうのですが、
それは…

孔明の罠


立ち入ってものの数十分で異常現象が始まるところはいいのですが、そのひとつひとつが
「なんじゃそれ!」
とツッコミどころ満載。

パラノーマルな存在を相手にすると「知った上」で彼らはことに望んでいるのですが、
だったらわざわざ各個撃破してくれと言わんばかりに単独で行動させていたのは笑かしてくれますし、
捜査員たちはそれぞれ
「とんでもないトラウマ」
を抱えているため、それをヤバいやつに利用され崩壊してくのでした。
(あ!なんとなく彼らの最期は過去に紹介した『アンフレンデット』を想起させます)

見事にフラグを踏んでいく、「後からやってきた上の連中」にもかなり笑えます。

だからこれは「絶対に笑ってはいけない」シリーズなのです。

ペッパーは可愛いです。ホント。


No.67 スケア・キャンペーン(2016)


ドッキリ番組の撮影に本物の殺人鬼が現れたら... 映画『スケア・キャンペーン』 予告篇
総合評価/オススメ:★



これは厳密にはPOVではないかもしれない。
そしてひどい内容に、期待を打ち砕かれることは保証します。

落ち目のドッキリ番組が、人気を取り戻すためにもっと過激な内容を撮影しようと画策。
とはいえ、この番組を目の敵にしている謎のライバルたちはネットで彼らをかなりの勢いで煽ってくる。

あんな連中、、、とタカをくくっていた彼らはその背後に忍び寄るものがあることを知らずにいるのです。。。

シャラマン監督のわたしのトラウマ映画『ヴィジット』に出演のオリヴィア・デヨングが出ているので、彼女の去就を追うのがこの作品の正しい楽しみ方です。

POVに出演する「彼氏」は基本ウザい
という典型的な映画。



No.68 エンド・オブ・ヒューマン 人類滅亡の日(2013)


エンド・オブ・ヒューマン 人類滅亡の日
総合評価/オススメ:なし!



これもどこを愉しめば良いのか解らなくなる作品。

名探偵コナンとホラーを融合させようとでもしたのか。。。。

結局のところマヤ暦に関係した作品なんですが、

全然怖くないんですよぉ!


No.69 ゾンビ・クロニクル(2013)


ゾンビ・クロニクル
評価/オススメ:なし!


10分持たなかったDEATH。。。

一言で言うなら、激しく失敗してしまった『デイ・オブ・ザ・デッド』です。


No.70 エウロパ(2014) 


【予告編】映画『エウロパ』――地球外の海で遭遇する恐怖を描くモキュメンタリーSFスリラー
評価/オススメ:★★

これは、個人的にはものすごく好きなモチーフの作品。
エウロパ探索に向かった有人宇宙船の船内映像という体裁。

火星にもそろそろ行こうかという人類ですから、なおさら有り得そうな接近遭遇。

本作は過去に紹介したアルマズ・プロジェクトやアポロ18よりもテイストがリアル志向です。
多国籍クルーの中に日本人が含まれていないのは、いつぞやに書いた「クローバーフィールド・パラドックス」でも書いたように残念。

こういう宇宙探索モノに共通して言えることですが「ものすごい発見」をしたのは良いのだけど、決してそれに触れてはいけません。

しかるべき応援体制を確立した上で対処しないとね。

その点、軍人が乗船していたリドスコのエイリアンは理にかなっているのかも。




またお会いしましょう。

続きます。


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第7並行世界のユートピア

物語の海に溺れる中で、フレーズ、イメージを繋ぎ合わせて生まれた短いストーリー達を文月陽介が書き留めます。 特定のジャンル、モチーフにこだわらずに、ひとつひとつの物語を紡いでいます。 ※筆者の気まぐれにより不定期更新です。

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