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2018/04/08

海外ドラマ_このサイテーな世界の終わり(評価/★:4)感想~こういうのを青春っていうんだよ~【ドラマレビュー】

The End of the F**king World | Official Trailer [HD] | Netflix
Netflix このサイテーな世界の終わり 感想 評価 オススメ


◆ このサイテーな世界の終わり 鑑賞◆


評価/オススメ:★★★★
文月的採点(41/50点) 

この作品ジャンルは?:ブラック・コメディ

オススメしたい人は?:いわゆる『大人』になってしまった30代以降

印象を一言で?:あの頃の感じたものを忘れていた。

グロテスクですか?:グロテスクに見えたなら、それはあなたの心が老いてしまった証拠です。


◆synopsis◆


サイコパスの少年と、人生のすべてを変えたい少女が思いついたロードトリップ。
けど、その道程は、思った以上に山あり谷ありで…。
漫画が原作のブラックコメディ。

※公式HPより(Netflix)

あらすじは短すぎるので、予告編を見てください。


◆comment◆


2017年末から配信中。

Netflix限定 このサイテーな世界の終わり/全8話

こういうのを待っていた。。。。
そしてこういうドラマと出会えてよかった。

Netflix限定にするにはもったいない。
本当にもっと広くいろいろな人に観てほしい作品。

いろいろな方が山のように記事にしているから、今回はネタバレはパスです。

だけど、これはブラック・コメディという形を取っているけど、
ものすごく真面目な青春ロードムービー

こういうを青春っていうんだよなぁ。

現代版のボニー&クライド。
日本で言うなら「盗んだバイクで走り出す〜♬」
そういう方面のお話。

彼と彼女らの逃避行って「わかる、わかる」と頷いてしまうんだけど、
「言葉にならない部分の鬱屈、不満、持て余した何か」が多すぎて、
観る人それぞれに抱くものが違うはずです。

予告編から解るように主人公は17歳のふたりです。

彼・ジェームスは「殺人願望を抱くサイコパス」
彼女・アリッサは「世界なんて信じていないヤンデレ」

こんなふたりが出会うことで回り始める歯車。

完全に動機が一致しないふたりの気持ちが、最終話にかけてまったく変わったものになっていく。
それも良い方向に。

包み隠すことなく感情を表現するアリッサの姿って、良くも悪くも17歳ぐらいなら誰でも感じていただろうし、言いたかった事を代弁している言わば若者の「表面」の姿だ。

そして、ぐっと心の内側に湧き上がる黒い感情と会話を続けるジェームスの言葉も同じはず。
彼は若者の「内面」を表現している。

互いに足らない部分を一緒に過ごす中で、ぶつけ合い、そして手を取り合うことで埋めていくふたり。

結果としてとんでもない事件を引き起こしてしまうのは、そんな若者たちの純粋であるが故の「危うさ」を象徴している。。。

皮肉や風刺たっぷりに大人の論理と大人未満の間で苦しむ彼らを描いた各エピソードは観始めると止まらなくなる。

わたしは一日で全部観てしまいました。

状況からすると仕方がなかったとは言え、重罪を犯してしまったために、
「鬱屈した今からの逃避」ではなく「本当の逃避行」になってしまう悲劇性。

本当はサイコパスなんかではなかったジェームス
自分の居場所を探したいだけだったアリッサ

旅を通してふたりが辿り着いたのは「地図上の場所」ではなかった。

ようやく答えらしきものを掴みかけたその時に、現実という最後の敵が顔を出すのでした。。。

最終話のラストカット。

とんでもなく「悲しく」そして「美しい」最後の逃避行。

こんなに切なくさせるシーンに出会えるとは思いませんでした。

しばらく呆然としてしまいました。

この作品を観て顔を顰めてしまうのは本当に『大人』になってしまった人か、「あの頃」に拳を握りしめるような気持ちを抱かなかった、ある意味で幸せな人なんでしょうなぁ。

これは名作。

申し訳ないけどここまで完成度が高いドラマを観ると、最近の邦画や小説の青春ドラマとされる作品のお気楽さに気恥ずかしい思いもしてしまう。

こういう危うさも青春っていうんだと、わたしは言いたい。

ものすごくどうでもいいのですが、主人公のジェームス君は◯ャダインさんではありません。

#このサイテーな世界の終わり
#Netflix
#海外ドラマ

post from #pixelbook

◆overview◆


・Netflix限定ドラマ
・原題:The End of the F**king World 2017年公開
・全8話

・メイン・キャスト
ジェシカ・バーデン
アレックス・ロウザー
スティーヴ・オーラム他


2017/02/21

【海外ドラマ 感想】ストレイン 沈黙のエクリプス  ―あぁ、それが引き金になるんですね―

[映画感想]
ストレイン  沈黙のエクリプス  season1  鑑賞
(原題: The Strain)
2014年公開

オススメ:★★★★☆

ギレルモ・デル・トロ とチャック・ホーガンによる原作。
それだけでもとーーーっても、期待大。
Amazonビデオで解禁されたので、満を持して鑑賞です。

これは、ホラーなのか?サスペンスなのか?エンタテイメントなのか?
ミスター・ロボット以来の感度の良さをワタクシのアンテナはキャッチしてしまったのです。

ミスター・ロボットが虚構と現実、デジタルとアナログという「相反的なものを扱う」物語なのであれば、
ストレインも愛と憎しみ、そしてオカルトと科学というこれまた別の「相反的なものを扱う」物語だ。

小島監督がやはりこれからは海外ドラマだと言っていたのは頷ける。大監督がドラマを取るとこうなるのか?
といっても、バジェットも撮影規模も小さくて、小回りがきくとのこと。すると軌道修正も可能だし、フットワークも軽い。
無理やり2時間という時間の制約の中に物語を嵌めこむこともないし、むしろ自由になるのだろう。

下手なパニックものでもなく、安直なアウトブレイクもなく、恐怖と謎というものがふとした瞬間にすぐ後ろに迫っている。
そして、驚愕。まるでいつの間にか濡れてしまったシーツに気がついた時のような。
それをあの派手好きなギレルモ・デル・トロ が巧妙過ぎる手法で伝えている。

主要登場人物それぞれも無駄でもなく、必然性を持っている。
インテリ、孤高の戦士、タフガイ、ハッカー、熱血漢、etc、etc。
恐怖にも目的を持たせることだ。幸せを決めるのは自分の意志であるように。
目的をもった恐怖とは、見ているもののココロを鷲掴みにする。そして巧妙だ。

それにしても、恐怖の根源とトリガーを、人間の一番素晴らしい物に据えるとは。
これは観た人が感じ取ってください。

その時、とはこの物語に限ったことではない。
生きていくうえで、その時、とは様々なもの、人に姿を変えて僕達の前に立ちはだかる。

非力な僕としては、最高級のノートPCじゃ対抗できないなら、銀の金槌ぐらいは腰のベルトに忍ばせておきたい。
続きが楽しみ。
ぜひ、皆さんにも見て欲しいドラマ。

【海外ドラマ 感想】ミスターロボット ―0と1だけの世界と、0と1だけではない世界の狭間で―

[映画感想]






ミスターロボット
2015年公開 

オススメ:★★★★★!!!!

2016年の1月にシーズン1と出会い、ぶっ飛ぶくらい衝撃を受けたミスターロボットのシーズン2を鑑賞開始。

デジタルと現実が錯綜する「今」だから成立するストーリー/そして怖さ。

故、伊藤計劃氏が観たらなんとコメントするのだろう。

あぁ、海外ドラマを観ると止まらなくなるから困りモノ。
どうやったらこんなぶっ飛ぶ物語を紡げるのか、毎秒ショックを受けながら観た。

虚構と現実/デジタルとアナログ/嘘と本音/愛と憎しみ。どれも表裏一体で、いつどんなタイミングで入れ替わるのか解らない。


解らない人間のココロの本質を、映像にするとこのドラマになる。


世界を変えるほどの事件を起こしながら、かえって壊れていく主人公エリオットの感じる心理は、実は誰もが抱えている闇だ。



手っ取り早く恐怖をイメージするなら、狭い箱の中に閉じ込められた自分を想像すれば良い。
閉塞感。八方塞り。
何にでも逃げ道はある。それが人をどこかで油断させる。気が付けばもうどうしようもない所まで来てしまっている。
人は孤立をするほど人を求める。それがどんな結果であれ。
不信感とは誰かに対してではなく、自分に向けられたものだ。
そういう怖さをこの物語は語っている.

人は常に何かを選んでいて、同時に間違えている。
思春期の悩みも、大人になってからの悩みも、根底は一緒だ。大人は理由付けという逃げ道を持っているだけだ。
登場人物は皆、矛盾を受け入れることを悩んでいる。ここまで真に迫る人間ドラマは稀だ。
僕だって、いつまで経っても迷っている。
それが「普通」だと、このドラマは言っている。
あぁ、面白い♪

2016年映画鑑賞 93本目 

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第7並行世界のユートピア

物語の海に溺れる中で、フレーズ、イメージを繋ぎ合わせて生まれた短いストーリー達を文月陽介が書き留めます。 特定のジャンル、モチーフにこだわらずに、ひとつひとつの物語を紡いでいます。 ※筆者の気まぐれにより不定期更新です。

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